このページの本文へ

IBM、アジア太平洋地域のLinuxイニシアティブに2億ドルを投資

2000年08月30日 00時00分更新

文● 植山 類

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 米IBMは8月30日、アジア太平洋地域の顧客とソフトウェアベンダーの開発生産性の向上を目的とするイニシアチブを発表した。今後4年間で、2億ドル以上を投資するという。

 投資の対象となるのは、同地域の7カ所の「Linux開発センター」および「Linuxコンピテンシーセンター」、Linux関連のビジネスパートナー、Linuxに特化した300人以上のコンサルタント、ハードウェア/ソフトウェアの専門家や研究者、製品開発者など。

 投資の主要な取り組みとしてIBMは、ソフトウェアベンダーに対してアプリケーションのLinuxへの移植をサポートする開発センターを開設するという。センターは、東京のほか、上海、北京、台北、ソウル、バンガロール(インド)、Sydneyに提置される。Linuxコンピテンシーセンターでは、Li18nuxやMotifの国際化、GNU Text ToolsのUnicodeサポートを開発していくという。

 また、現在日本語版と英語版のみ提供されている開発者向け情報サイトの「developerWorks」の中国語版を、2000年第4四半期から提供するという。

カテゴリートップへ