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Sun Microsystems、HP、IBM、COMPAQなどがGNOME Foundationを設立!

LinuxWorld Conference & EXPO 2000 San Jose速報レポート

2000年08月17日 00時00分更新

文● 宮原 徹

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GNOME Foundation設立

 これまで、Linuxのデスクトップ環境をKDE(K Desktop Environment)と二分していたGNOMEだが、ここに来て急速な動きがあった。これまでGNOMEの開発を行ってきたGNOME Projectを中心に、Linux関連企業だけでなくそのほかのUNIXベンダーまでも巻き込んだ「GNOME Foundation」を設立するというのだ。

 メンバーにはSun MicrosystemsやHewlett-Packard、IBM、COMPAQなどが名前を連ね、各社は開発を支援すると共に、今後GNOMEを標準デスクトップ環境として採用するという。これまではCDE (Common Desktop Environment)を標準に定めていたが、各社一斉の方向転換となる。

 特に力が入っているのがSunで、先日GPL化を行った「StarOffice」(日本国内では「SunOffice」)を、今後GNOMEのオブジェクトとしてデスクトップ環境に統合していくという。またブラウザの点からはNetscapeのオープンソース版であるMozillaをGNOMEに統合していく。

 これまでGNOMEとKDEの間での競争において、常にKDE (あるいはQtライブラリ)の非オープンソース性が取り沙汰されてきたが、ここに来てGPLなGNOMEがそのオープンソースというメリットを活かして一大連合軍を組んできたのは非常に象徴的である。これをもってGNOMEが標準になるとは言い切れないが、今後の動向をより深く注目したい。

GNOME Projectの設立者であり、今回のGNOME Foundation設立でも中心的な役割を果たしているMiguel de Icaza氏。同氏は、GNOMEによるデスクトップ環境を提供するHelix Code社のCTOも務めている
GNOME Foundation設立の発表には多くの参加企業が顔を揃えた。中にはRed Hat会長のBob Young氏の顔も見える

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