カナダのCorelは、フォトレタッチや画像作成が可能なソフトウェア「Corel PHOTO-PAINT 9 for Linux」(以下PHOTO-PAINT 9)を公開した。アーカイブは、RPM系用(約90MB)とDebian GNU/Linux系用(約90MB)、そしてこの2つをまとめたもの(約180MB)が用意されている。
PHOTO-PAINT 9は、画像作成もさることながら、Photoshop並みのレタッチ機能が強力なソフトウェアだ。Wine(WINdows Emulator:UNIX系OSにWindows互換のAPIを実装することにより、X Window System上におけるWindowsアプリケーションの実行を可能にするソフトウェア)を使用するアプリケーションのため、ユーザーインターフェイスもWindowsユーザーには慣れ親しんだものになっている。Photoshopの画像フォーマットであるpsd形式での保存も可能で、その際は画像のレイヤー情報などもきちんと残される。
PHOTO-PAINT 9の必要最低動作環境は以下のとおり
- CPU……Pentium 200MHz以上
- メモリ……64MB(128MB推奨)
- ハードディスク……170MB
- モニタ……SVGA以上
- 入力デバイス……マウス必須
- カーネル……2.2以上
- ライブラリ……glibc 2.0、2.1
- ウィンドウシステム……X Window System
- パッケージ管理ソフト……RPM用もしくはdeb用
日刊アスキー編集部では、PHOTO-PAINT 9をダウンロードし、LASER5 Linux 6.2上にインストールした。次のページではその模様をお伝えしたい。