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低価格なLinux向け専用プロセッサも同時に発表

日本IBM、1台のS/390で数万規模のLinuxシステムを同時に稼動可能に

2000年08月03日 22時29分更新

文● 植山 類

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 日本アイ・ビー・エム(株)は8月2日、1台の「S/390」エンタープライズサーバで複数のLinuxシステムを稼動可能にするソフトウェア「バーチャル・イメージ・ファシリティー for LINUX」を発表した。料金は264万円からで、2000年10月の出荷が予定されている。

 S/390のハードウェアは、複数OSのネイティブな同時稼動を可能にする論理区画(バーチャルマシン)機能を持っているが、Linuxの稼動数は15までに限られていた。これに対して「バーチャル・イメージ・ファシリティー for LINUX」では、さらに多くのLinuxを1台のS/390で動かすことが可能になる。日本アイ・ビー・エムは「数万規模のLinuxサーバの同時稼動を実現できる」としている。そのほかの利点として、各Linuxシステムの利用しているプロセッサ・メモリ・ディスク資源などを一元管理できることが挙げられるという。

 日本アイ・ビー・エムは同ソフトウェアの適用業務として、Windows NTやUNIXで稼動していたWebアプリケーションの統合や、ISP/ASPにおけるLinuxアプリケーションの大規模利用、大学・研究機関での学術利用を見込んでいる。

 また、すでにS/390を利用しているユーザーのために、新しいLinux専用プロセッサ「LINUX処理機構」が発表された。ユーザーはこのプロセッサを増設することによって、Linuxの処理速度を最大9倍まで高めることができるという。プロセッサの価格は月額53万7000円からで、2000年10月の出荷が予定されている。

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