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全行程を修了したDo Linux!第1期生にインタビュー!

【Do Linux!に迫る】(その6)Do Linux!はほんとうにお得なのか?

2000年07月18日 00時00分更新

文● 吉川

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Do Linux!のロゴ画像
Do Linux!ロゴ

Do Linux!第1期生の方々が、ついに全行程を修了した。前回「Do Linuxに迫る その5」のインタビューで受講者の方々にはお話をうかがったが、Do Linux!には、20万円といった金額や、3週間にも及ぶ日数を投資する価値があるのだろうか? また、Do Linux!を受講する際に準備しておくこととは一体どのようなことだろう? こうした疑問を中心に今回は質問をさせていただいた。なお、Do Linux!の概要については、「【Do Linux!に迫る】Linuxエンジニアを育成する「Do Linux!プロジェクト」始動間近」を参照していただきたい。



教室写真
RHCE教室

I.Nさん

Windows NTを扱っていたエンジニア。仕事でLinux/UNIXを使った事はない。昨年(1999年)1年間はUNIXの学校に通っており、基本的なことはそちらで勉強。Do Linux!には、内容が濃そうだったので参加

M.Iさん

今まではWindows NTの仕事をしていた。MCSE(Microsoft Certified Professional System Engineer)保持者。今年4月には、パソナテックでSolarisの講習を受講している。Linuxもスキルとして身につけたいと思っての参加

I.Iさん

汎用機でエンジニアリングをしていた。個人的にノートマシンにLinuxをインストールしていたほか、アルバイトでLinuxによるWebサーバの立ち上げを経験。本で勉強はしていた。Linuxに関しては実績がないので、資格取得を考えた

M.Hさん

Windows NTによるイントラネット構築と社内ネットワーク構築を行なっていた。Slackware時代からLinuxは面白そうだと思っていた。ネットワーク/サーバ分野ではLinuxのほうが使い勝手がいいので、形になるものがほしいと思い、参加

Y.Nさん

前職はプログラマ。UNIXベースのCADのクライアントをWindows NTへ移行する作業を経験。ネットワークの知識は多少あるが、インターネット関連はわからない。今後はアプリケーションサーバが「来る」と思い参加

Do Linux!で得たものとは?

[日刊アスキー] みなさんお疲れさまでした。「RHCE」に引き続き「実践コース」も修了されて、これで全行程が終わったわけですが、実践コースはどのような授業内容だったのですか?
[Y.Nさん] 「お客さんからこんな要求がありました」という課題が与えられて、その仕様どおりに構築をするというものでした。何度も何度も構築を繰り返しました。
[日刊アスキー] 課題は1日で終わる内容なのですか?
[Y.Nさん] たいてい何時間かで終わらせることができるものでした。
[日刊アスキー] 感想はいかがですか?
[Y.Nさん] 実践コースが始まったばかりの時は、直すべきファイルを覚えていなかったからきつかったのですが、後半はだんだん馴れてきました。それでも細かいところでひっかかっりますので、講師の方に教えていただいて習得していきました。
[日刊アスキー] M.Iさんはどうですか?
[M.Iさん] 私はほかの方よりも受講前にLinuxに触っている時間が少なかったので、内容は難しかったですね。しかし最後は少し近づいたかな、というところです。実は、自宅にもマシンを1台購入して、ここと同じ環境を作って勉強しました。インターネットに出ていかない、閉じたネットワーク環境でルートサーバの真似をするマシンを1台設置したわけです。それでファイアウォールを構築したりしました。
[日刊アスキー] 実践コースは、現場に出ることになるとしたら活かされますか?
[M.Hさん] そうですね。ベースになると思います。それから、本を読むベースもできたと思います。たとえば、何か不明な点があったときに、O'Reillyの書籍などで該当部分を読めば、すぐに理解できるようになりました。
[I.Iさん] 私は、実務的なApachやSambaの設定の基礎ができたかな、と思います。ただ、これから努力しないといけないなとも思いましたが。
[日刊アスキー] 現場で起きるトラブルなどに対処する体力ができた、というところでしょうか?
[I.Iさん] 体力というよりも、現場で話が通じるようになったというところでしょうか。対処できる最低限の資格というか、能力がついたかなと。とっかかりはつかめるようになったと思います。
[日刊アスキー] RHCEが修了した時は、皆さんかなり辛かったというお話がありましたが、今回はいかがですか?
[M.Hさん] RHCEのほうが辛かったですね。今回の実践コースでは、うまくいかなかった場合に、ちょっとキツイという感じでした。
[日刊アスキー] どういうところで?
[M.Hさん] 自分ではうまく設定したつもりが間違っていたり。講師の方に、「どうしてですか?」と聞くと、「○○を見てください、これが違うのではないですか?」というように指摘されたりしました。
[日刊アスキー] そうした設定ミスが発生するのは、Linuxが難しいからか、それとも不注意からか、どちらが主な原因かと思われますか? たとえば、設定ミスをした際に「Linuxって面倒だな」と思うか、「あ! しまった!」と思うかどうかということなのですが。
[M.Hさん] 「あ! しまった!」と思っていました。講師の方に指摘されたりして。業務でLinuxに触っている方は、何度もシステムを構築していて、自分でも何度も失敗していると思うので、見るべきものはなにかということを分かっているのでしょう。
[日刊アスキー] I.Iさんは?
[I.Iさん] やはりRHCEが辛かったですね。今回の実践コースは、設定している最中に前やったノートをみたり振り返ったりできたので、かなりゆとりがありました。

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