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セキュリティパーフェクトガイド(その6)

2000年08月23日 04時20分更新

文● 編集部

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CAサーバから開発ツールまで 幅広いプライベートCA製品

RSAセキュリティ

RSA Keon Advanced PKI

 SecurID/ACEServerなど認証・暗号化製品を展開するRSAセキュリティのプライベートCA製品。昨年、旧セキュリティ・ダイナミックスから出荷開始され、現在は同社とRSAデータセキュリティとの合併によって誕生したRSAセキュリティが製品を販売している。

 CAサーバ「RSA Keon Certificate Server」では、鍵管理や証明書発行を行なうエンジン、 LDAP 証明書リポジトリ、および証明書失効リストのデータベースなどの機能を搭載している。証明書は、SSL、S/MIME、IPsec、PKIX、VeriSignなどの発行に対応。証明書と暗号鍵を1枚の証明書で共用するシング ルキーペアと、それぞれを独立させ、より高度なセキュリティを実現したデュアルキーペアの生成をサポートしている。また、証明書やCRL(証明書失効リスト)をNDS(Novell Directory Service)などLDAP準拠ディレクトリへ自動発行する「ダイレクトLDAP」をサポートする。

 ユーザーやデジタル証明書、セキュリティポリシー、CA間の信用関係を管理するサーバ「RSA Keon Secu rty Server」、デジタル証明書や鍵の保管やファイル暗号化などの機能を持つクライアントツール「RSA Keon Desktop」などもラインナップされている。Keon DesktopはKeon Certificate ServerだけでなくVeriSign OnineやNetscape Certificate Serverなどとの相互運用も可能。また、同社のSecurIDスマートカードにデジタル証明書を格納することも可能になっている。

 もちろんカスタマイズも可能で、非PKIアプリケーションをPKI対応にするためのサーバモジュール「RSA Keon Agent」と開発用の「Keon Agent SDK」が提供されている。あわせてSSLやS/MIME、各種の暗号処理をアプリケーションに組み込むための開発者向けコンポーネント「RSA BSAFE」(C++/Java版)シリーズも提供されている。

問い合わせ先

RSAセキュリティ株式会社
http://www.rsasecurity.co.jp/
営業統括本部
TEL:03-3539-7667
E-Mail:info-j@rsasecurity.com

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