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LinuxWorld Conference & Expo New York 2001 速報レポート(その1)

2001年02月02日 09時00分更新

文● 宮原徹

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展示会場は前回のNYよりもさらに会場が広くなった。カンファレンスと両方参加しようとするとなかなか全部見て廻るのはたいへんになってきている。そんな中でも面白かったものを毎日紹介していきたい。

MontaVista Software

組み込み用Linux開発環境の「Hard Hat Linux」(Hard Hatはヘルメットのこと)を提供しているMontaVista Softwareのブースでは、いろいろなLinux組み込みの実例を見ることができた。

その中でも目を引いたのがインテリジェントな自動販売機。液晶画面にインターネットを通じて広告や天気予報などさまざまな画面を表示できるほか、クレジットカードをはじめ、さまざまな小額電子決済システムなどを利用することが可能になるという。

自動販売機その1写真

自動販売機その2写真自動販売機のパネル付近

LEGOをLinuxで

また、LEGOをLinuxで動かすというデモも行なわれていた。個人的にLEGO好きなので、これは欲しくなりましたね。MIND STORMSなんかよりもこっちのほうが断然面白いのでは?(笑)

レゴ写真

PocketLinux

PDAでLinuxを動かすPocketLinuxのブース。前回(2000年8月 San Jose)は小さなブースに物凄い人だかりがしていたが、今回は会社が順調に伸びているのかブースのサイズも多少大きくなり、ゆったりと見ることができるようになった。

前回はかなり荒削りでとりあえず動いている、という程度のものだったが、今回はかなりきちんとアプリケーションが動くようになっていたらしく、無線LANを使った対戦チェスのアプリケーションをデモンストレーションしていた。PDAの特徴を生かした業務アプリケーションなどの可能性が広がりそうである。

チェスデモ写真
画面にはチェス盤が。右側には無線LANのカードが見える。

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