(株)ジャストシステムは、5月31日正午、「一太郎Ark for Java(以下、一太郎Ark)」のソースコードを公開した。公開されたソースコードは、「一太郎Ark」本体のソースコード、 APIドキュメント、標準プラグインの3つ。すべて、Javaのクラスライブラリのアーカイブ形式であるjarファイルとなっている。
ダウンロードは「一太郎Ark DeveloppersSite」から可能。各ソースコードのファイルサイズは、
- ark11src.jar(一太郎Ark本体): 1.5MB
- ark11api.jar(APIドキュメント): 3.4MB
- ark11stdplugins.jar(標準プラグイン): 0.7MB
となっている。
今回のソースコードの公開は、「一太郎Ark」のプラグインの開発促進やパッチの開発、公開が主な目的となっている。また、気になるライセンスだが、5月20日にお伝えしたとおり、オープンソースライセンスではなく、ジャストシステムが定めた独自のもので、名称は「一太郎Arkデベロッパーライセンス」となっている。
「一太郎Arkデベロッパーライセンス」の主な内容は以下のとおりだが、詳しくは「一太郎Ark DeveloppersSite」にて全文を確認されたい。
- 開発者が新たに開発したプラグインは自由に公開、配布可能
- オリジナルのソースコードからのバイナリコードの作成/使用は、パッチ及びプラグインの動作試験あるいは評価目的でのみ可能。それ以外は「一太郎 Ark」の正規ライセンスを購入しなければならない
- オリジナルのソースコードの再配布はどのような形であろうとできない
- オリジナルのソースコードに対する修正はパッチ(差分)でのみ公開、配布可能。また、ジャストシステムは、そのパッチを自由に利用できる
また、同社は、ソースコードの公開とともに「一太郎Ark」開発者向けのメーリングリスト「Ark Developers」の運営を開始した。参加方法など詳しくは「一太郎Ark DeveloppersSite」を参照のこと。