パーソナルメディア(株)は、統計ソフト「STAT for Linux/BSD」を発売した。同製品は、基本統計から多変量解析まで16種類の統計機能を持つ。これまでUNIXワークステーション用として販売されていたものをLinux/FreeBSD用に移植、今回の発売となった。
「STAT for Linux/BSD」 |
「STAT for Linux/BSD」のサポートする統計機能は以下の16種類。
- 基本統計
- 度数分布
- 単相関
- 順位相関
- 単回帰
- 段階回帰
- 重回帰
- 時系列分析
- 一因子分散分析
- 二因子分散分析
- 三因子分散分析
- 主成分分析
- 因子分析
- 線形計画法
- 判別分析
- 検定
これらは、それぞれ個別のコマンドとなっている。また、コマンドのメッセージは日本語/英語を切替えることができる。
確認された動作環境は、x86プラットフォーム上の「Red Hat Linux 6.1 日本語版」、「Vine Linux 2.0」、「FreeBSD 3.3R」だが、同社では、そのほかの主要なLinuxディストリビューションでも動作するとしている。
価格は9万8000円。学校、教育機関関係者にはアカデミック価格が用意されている(価格は直接問い合わせのこと)。同社では、一般企業や教育機関、医療、農業分野などの研究機関を中心に、初年度2000ライセンス程度を販売したいとしている。
また、同種のソフトウェアとして、(株)アイザックの販売する、処理したデータのグラフ化などが特徴のデータ解析環境「S」がある。