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SuSE Linux、IBMのメインフレーム「S/390」に移植へ

2000年05月19日 00時00分更新

文● 植山 類

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 ドイツSuSEは5月17日、同社のLinuxディストリビューション「SuSE Linux」をIBMのメインフレーム「S/390」に移植すると発表した。6月下旬に、初のベータ版がSuSEのFTPサイトで公開される予定。

 S/390は、独自アーキテクチャのCPUを搭載し、ハードウェアの機能としてVirtual Machine (VM)をサポートしている。これによって、1台のS/390の内部にいくつもの仮想的なS/390を持つことができ、それぞれのVM上で個別のOSを動作させることが可能だ。あるVMでOSがクラッシュしても、ほかのVMにまで影響が及ぶことはない。つまり、VMとはUNIXの「プロセス」という概念をマシンにまで拡張したものといえる。

 S/390でLinuxを動作させることによって、Apacheなどのインターネットアプリケーションと、OS/390上で動作するメインフレームのI/O性能を生かしたデータベースなどを、同一マシンで稼動させることができる。

 メジャーなディストリビュータがLinuxのS/390への移植を発表したのは、これで2件目。先日、ターボリナックス ジャパンは、Linux for S/390の販売およびサポートについてIBMとの提携を発表している。

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