米The Open Groupは5月15日、GUIツールキット“Motif”のソースコードを公開すると発表した。名前は“Open Motif”。オープンソースなプロダクトは、無償でOpen Motifを利用することができる。
ライセンスはThe Open Group Public License for Motifという独自のもので、商用利用に制限があり、Open Source Initiativeの定める“Open Source Definition”(オープンソースの定義)には合致しない。
MotifはNetscape Communicatorなどの商用製品で使われることが多いツールキット。オープンソースなプログラムではMotifを利用することが困難だったことから、GTKやQtなどそれに代わるものが開発されてきた。なかでもLessTifのように、Motif互換のツールキットをGNU LGPLのもとで作ろうという動きもある。