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Linux World Expo/Tokyo 2000展示会場レポート(その3)

2000年05月13日 00時00分更新

文● 沖中弘史

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 2000年5月11日、12日の2日間、「LinuxWorld Expo/Tokyo 2000」が東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催された。2日間の総入場者数は2万4193名。3回目となる今回のテーマは、「ザ・ソリューション! -Linux [R]EVOLUTION(革命と進化)の架け橋」である。

 85社が参加した今回の「LinuxWorld Expo/Tokyo 2000」。展示会場レポート第3弾をお届けする。

富士通(株)

富士通(株)のブース画像
富士通(株)のブース内では系列会社の共同出展が多く見られた
画像
富士通(株)は、「GRANPOWER5000」のLinuxサービスバンドルモデルを展示。「Open Linux eServer」を搭載しており、この1台でWeb、メール、BBSのシステムが構築可能
「Internet Package Solution」画像
(株)PFUは、インターネット環境構築サービス「Internet Package Solution」を提供する。Webベースで管理できるソフトウェア/ハードウェア一体型のファイアウォール専用マシン「NetShelter/FW」、ルータ「NetVehicle」、サーバ「GRANPOWER5000」など、富士通製品によるインターネット環境構築例を展示していた。画面中央のキーボードは、もちろん「Happy Hacking Keyboard」
「TeamWARE Office」画像
(株)富士通南九州システムエンジニアリングは、(株)富士通のグループウェア「TeamWARE Office」のLinux版を展示。「TeamWARE Office」をカスタマイズして、営業情報やノウハウの共有を可能にしたという「FastSFA」営業支援パッケージも提供するという
「トータルDBソリューション」画像
(株)富士通北陸システムズは、「トータルDBソリューション」と題して、Linux版の「Oracle8i」で構築されたデータベース活用例を展示していた。「Oracle8i」のメインテナンスやデータベースの設計、運用の技術サポートを提供するという。画面はWindowsクライアントから「Oracle8i」で構築されたデータベースにアクセスしたところ

韓国HancomLinux

「アレアハングル2000」画像
英語、中国語、日本語に対応したワードプロセッサ「アレアハングル2000」を展示。多言語を表示、入力可能。日本語、英語、ハングル、ロシア語、スペイン語が表示されているのがわかる
「アレアハングル2000」画像
メニューやヘルプなども、きちんと日本語化されていた。また、ペンギンのモニタカバーが妙にかわいいのが印象的だった

ジーエス・イーイー(株)など

「パワーバイザS」画像
UPS(無停電電源装置)メーカーのジーエス・イーイー(株)は、「GE3115」シリーズなど各種UPS製品を展示。モニタに表示されているのは電源管理ソフトウェア「パワーバイザS」のLinux版。画面右が「GE3115ー300j」
「VJE-Delta Ver.3.0 for Linux/BSD」画像
(株)バックスは、新製品「VJE-Delta Ver.3.0 for Linux/BSD」を展示
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(株)オービックビジネスコンサルタントは、Windows版が有名な「勘定奉行」シリーズを展示。残念ながら「奉行2000新ERP」シリーズのLinux版の画面は見ることができなかった。また、同社は「LinuxWorld Expo/Tokyo 2000」の目玉の1つともいえる、ミラクル・リナックス(株)に日本オラクルなどと共に出資しており、企業でのLinuxの採用を強力に推進している

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