デジタルファクトリ(株)は、「Kondara MNU/Linux Server 1.1」を6月8日に発売する。
「Kondara MNU/Linux Server 1.1」 |
「Kondara MNU/Linux」は、「Red Hat Linux」をベースとし、先進的な機能を取り込んでいるのが特徴のディストリビューション。
同製品には、ユーザー登録した日から90日間に5インシデント、インストールからサーバ設定までの範囲で、電話、ファクス、メールによる24時間365日対応のサポートが含まれる。価格は通常のパッケージが2万4800円、アカデミックパックが1万9800円。
対応機種はPC/AT互換機、Alpha PCを搭載するコンパックコンピュータ(株)のLinux-readyモデル、ビジュアルテクノロジー(株)のVT-Alpha 5シリーズ以降。
「Kondara MNU/Linux Server 1.1」の主な特徴は以下のとおり
- サーバ用途に最適化されたカーネル
- サーバの各種設定作業を容易にするGUIツール群「mph」
- サーバ用途を前提とした初期設定
「mph」は、現在Kondara Projectで開発しているパッケージ管理ツールを、同社がサーバの各種設定作業までできるように機能拡張したもの。
「mph」 |
また、有償サポートとして、インシデントパックや管理者アウトソーシングサービスも用意されており、それぞれ以下のような内容となっている。
インシデントパック
サポート範囲
- 各種サーバ設定
- ダイヤルアップインターネット接続の設定
- TCP/IPインターネットの設定
- ブラウザの設定、操作
- メールソフトウェアの設定、操作方法
- X Window Systemの設定操作方法
- エディタの立ち上げ方、日本語入力、操作方法
- Linux基礎コマンド
サポート価格
- 年間15万円(3インシデント)から
管理者アウトソーシングサービス
サポート範囲
- ネットワーク管理に関わる業務をすべて代行
サポート価格
- 年間基本サポート: 200万円
「Kondara MNU/Linux」の今後の予定として、2.0を2000年末にリリースしたいという。2.0には、今夏リリース予定の「kernel 2.4.x」や、「XFree86 4.x」など、その時点での最新版を収録する予定。
また、同社では「Kondara MNU/Linux Server 1.1」を、5月11~12日に東京ビックサイトで開催される「LinuxWorld Expo/Tokyo 2000」で展示する予定。