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米Deneba Software、「Canvas 7 Linux Edition」のベータ版を公開(その1)

2000年04月15日 02時04分更新

文● 沖中弘史

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 米Deneba Softwareは、「Canvas 7 Linux Edition」のベータ版を公開した。

 「Canvas 7」は、Windows、Macintoshのプラットフォームで著名なグラフィックソフトウェア。画像編集、ページレイアウト、Webページ編集などの機能を持っている。「Canvas 7 Linux Edition」は、Windowsのエミュレーションを行なうソフトウェアである「Wine」上で動作するのだが、「Wine」は、配布物の中に含まれている。また、glibc 2.1以上の環境が必要。

 公開されたのは、x86上のLinux用のもののみで、RPMパッケージ、debパッケージ、tarファイルが用意されている。ファイルサイズは、以下のとおり。

  • canvas-7.0b1.1-1.i386.rpm(15.2MB)
  • canvas7.0b1.1.i386.deb(24MB)
  • canvas-7.0b1.1.i386.tar.gz(15.2MB)

 日刊アスキー編集部で動作確認してみたところ、「LASER5 Linux 6.0 Rel.2」上では、インストールすることができなかった。

 READMEファイルには、RPMパッケージをインストールして、アプリケーションのファイルを直接指定して実行するように書いてあったので、そのようにしたのだが、

$/usr/local/canvas7/canvas7
Executing: /usr/local/canvas7/canvas7...
Canvas Path: /usr/local/canvas7/...
stopping process due to unhandled exception c0000005.
[1]+  Stopped (signal)        /usr/local/canvas7/canvas7

 といったメッセージを残して、だまりこんでしまった。topコマンドで確認すると、バックグラウンドに存在するのだが、停止したままなので、しかたなく「Canvas 7」のプロセスを排除した。

 米Denebaのサポートページを見てみると、同様の状態のレポートがあったのだが、この状態でも、起動できる場合とできない場合があるらしい。現時点では、解決策は見付かっていない。日刊アスキー編集部では、今後も動作させるべく挑戦する。

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