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通信インフラとEビジネス

2000年03月31日 05時32分更新

文● テンアートニ 佐藤栄一

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 当社は、外資系ではないのですが、決算期が12月なのです。よって、他社を尻目に企画に励んでいます。4月早々には、近所のビルに引越しをして、心機一転Linuxでがんばります。

 さて、世紀末ということで、どうしも未来が見通せない感じです。たとえば、「来年の今ごろの業界はどうなってるか」確かに予想にこまります。今回は、通信インフラの変化から、ビジネスLinuxの未来を考えます。

 通信インフラの変化は、着々と進んでいます。何といっても回線価格の低下が進んでいます。今年中には、NTTにおいて非常に安い(1万円以下)の専用線インターネット接続が可能になります。これで、インターネットが加速すると考えている方も多いと思います。視野を広げると、同程度のサービスはすでに提供されています。たとえば、ケーブルテレビのインターネットサービスは、1カ月5000円程度で接続可能です。ケーブルテレビは、同時に電話の低価格サービスも提供しています。つまり、ケーブルテレビの1本のケーブルが、テレビ/インターネット/電話のサービスを行なうのです。正に通信革命といえます。

 通信インフラとして携帯電話も忘れてはいけません。携帯電話の利用者はうなぎ登りです。大抵の社会人は、個人の携帯を持っているようです。それどころか、会社から支給される場合もあります。元々電話機は、離れた相手と会話する道具でした。今日、メールやインターネットへの接続機能を備え、モバイルツールの最大シェアに成長しそうです。それは、パソコンを使用しないインターネット人口の増大を意味します。

 これらの通信インフラの変化は、インターネットのメディアとしての地位をさらに高めるものになります。「Eビジネス」と呼ばれるインターネットを活用したビジネスの重要性が大きくなるのです。Eビジネスというと、電子決裁など複雑なシステムを考えてしまいます。しかし、電子決裁を使用しなくても実現される業務はいくらでもあります。また、規模に関係なくアイデンティティを主張できる点では、広告媒体としての活用も考えられます。

 つまり、インターネットをいかにビジネスに活用するかがキーポイントなのです。そのために必要なものは、Linuxサーバと優秀なサポートベンダーです。

 さて、結論が出たところで、当社のセミナーのご案内をいたします。このセミナーは、これからのLinuxビジネスを考える上で、必要不可欠な情報を提供します。

最新Linuxビジネスセミナー

  • 主催―(株)テンアートニ /レッドハット(株)
  • 日時―平成12年4月7日(金) 13:30受付開始 (14:00~17:00)
  • 会場―東京コンファレンスセンター(JR水道橋駅より徒歩3分) 東京都千代田区飯田橋3-13-1  TEL:03-5214-2020
  • セミナー参加資格―SIer・SWパッケージベンダーなどLinuxビジネスを指向している企業
  • セミナー参加料―無料

お申し込みは、専用Webサイト(http://www.10art-ni.co.jp/index3.html)にてお願いします。「セミナー申込み」をクリックしてください。申込みフォームに移動します。

お問合わせ先

(株)テンアートニ 新Linuxビジネスセミナー事務局
Tel 03-5298-2929
E-Mail:toiawase@10art-ni.co.jp

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