米America Onlineは、「Netscape 6」のベータ版を4月中旬にリリースする。
「Netscape 6」は、オープンソースのWebブラウザ「Mozilla」ベースの製品。同製品の新機能として、以下のようなものが挙げられる。
- HTML、XML、CSS、DOM、JavaScriptなど、「Web標準(原文では“common web standards″)」に準拠
- XUL(XML-based User Interface Language)により、動的にユーザーインターフェイスを変更可能
- 少ないメモリ消費とレンダリング速度の向上
これらは「Netscape 6」、そして「Mozilla」の心臓部でもある、レンダリングエンジン「Gecko」の機能。「Gecko」は、コンポーネントとして開発されており、Web関連アプリケーションのレンダリングエンジンとして組み込むことが可能となっている。米America Onlineの発表によると、米IBM、米Intel、米Red Hat、米Sun Microsystemsなどが、「Gecko」を採用を表明しているという。
米America Onlineは、米Netscape Communicationsを買収後、「Mozilla」を開発するMozilla Organizationを援助してきた。また、2000年の4月6日で、米Netscape Communicationsが「Mozilla」の元となったソースコードを公開してから、丸2年となる。