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デジタルファクトリジャパン(株)、「Kondara MNU/Linux1.1」を4月1日より発売開始

2000年03月22日 00時00分更新

文● 沖中弘史

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 デジタルファクトリジャパン(株)は、「Kondara MNU/Linux1.1」を4月1日に発売する。

「Kondara MNU/Linux1.1」画像
「Kondara MNU/Linux1.1」
 「Kondara MNU/Linux」は、「Red Hat Linux」をベースとして、先進的な機能を取り込んでいるのが特徴のディストリビューション。



「Kondaraペンギン携帯電話ストラップ」画像
「Kondaraペンギン携帯電話ストラップ」
 価格は通常のパッケージが7800円、アカデミックパックが5200円、アップグレード版が4800円。現在、同社のWebサイト上で、アップグレード版の先行予約を行なっており、先着2000名に「Kondaraペンギン携帯電話ストラップ」をプレゼントするという。詳細については、記事末のURLを参照のこと。

 1.0からの主な変更点は以下のとおり。



  • 1つのバイナリファイルで日本語、英語の環境に対応。ロケールの変更によって、メニューやメッセージなどを切替えることが可能
  • ロケールの変更、「Canna」「Wnn」などのかな漢字変換システムの選択、GNOMEやKDEなどのデスクトップ環境を切替えることのできるツール「sdr」を収録
  • 1.0では、「Red Hat Linux」の開発版である「Raw Hide」をベースにしていたが、1.1では、独自開発に移行
  • kernel 2.2.13→2.2.14、XFree86 3.3.5→3.3.6など、主要ソフトウェアをアップデートした。また、「Emacs」、「GNOME」などを新たに収録
「sdr」画像
「sdr」の画面。ロケールや、かな漢字変換システム、デスクトップ環境を選択できる

 また、具体的な日程などは未定だが、「Kondara MNU/Linux」のパッケージに使用されているキャラクターの名前を、同社のWebサイト上で募集する計画も進行中。同社によると、1.0で登場したのが主人公で、1.1ではその家族、2.0では、敵キャラクターも登場する予定という。

 同社では、「Kondara MNU/Linux」の今後の予定として、2.0を2000年末にリリースしたいという。2.0には、今夏リリース予定の「kernel 2.4.x」や、「XFree86 4.x」など、その時点での最新版を収録する予定。

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