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米Novell、「NDS eDirectory for Linux」、「NDS Corporate Edition for Linux」を出荷開始

2000年03月15日 23時31分更新

文● 沖中 弘史

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 米Novellは、「NDS eDirectory for Linux」、「NDS Corporate Edition for Linux」の出荷を開始した。同社は今後、Linuxに注力してゆくことを発表している。

 「NDS eDirectory」、「NDS Corporate Edition」は、LDAPに準拠したディレクトリサービスを提供するソフトウェア。

 ディレクトリサービスは、ネットワーク上の各種リソース(コンピュータ名やプリンタ、ユーザー情報など)を一元的に管理するサービス。LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)は、ディレクトリサービスのプロトコルの1つ。

 両製品の違いだが、「NDS Corporate Edition」の場合は、「NDS eDirectory」の機能のほかに、ユーザーやグループの管理機能が加えられていること。

 対応OSは、

  • Windows NT
  • Solaris
  • Netware

などで、今回新たにLinuxに対応したことになる。

 同社は、特典として、「NDS eDirectory」を

  • 独立系ソフトウェアベンダや開発者に対し、無償で100ユーザーライセンスを提供
  • 競合するLDAP製品のユーザーに対しては、使用中の製品と同じユーザー数分のライセンスを、アップグレードプロテクションのメンテナンス料のみで提供(アップグレードプロテクションは、一定期間、ソフトウェアの最新版を提供するサービス。メンテナンス料は、1年間の場合1ユーザライセンスあたり1ドル、2年間の場合は2ドルとなっている)

といったサービスを行なうという。

 価格は、以下のとおり。

「NDS eDirectory」

  • 100ユーザーライセンス 200ドル
  • 500ユーザーライセンス 1000ドル
  • 1000ユーザーライセンス 2000ドル

「NDS Corporate Edition」

  • 5ユーザーライセンス 130ドル
  • 25ユーザーライセンス 650ドル
  • 100ユーザーライセンス 2600ドル
  • 500ユーザーライセンス 1万3000ドル

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