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「XFree86 4.0」リリース

2000年03月13日 05時40分更新

文● 沖中 弘史

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 XFree86 Projectは、「XFree86 4.0」をリリースした。

 XFree86はX Window Systemの実装の1つで、LinuxなどのPC-UNIXの標準的なウィンドウシステムとして採用されている。今回のリリースは、待ち望まれていたメジャーバージョンアップで、以下のような大幅な機能拡張がなされている。

  • 各ビデオカード用ドライバの動的ロード
  • マルチヘッド(マルチディスプレイ)のサポート
  • TrueType、CIDフォントのサポート
  • 3Dハードウェアへの直接アクセスによる、3Dグラフィックレンダリングの高速化(DRI)、など

 3月13日現在、公開されているバイナリは、

  • FreeBSD 3.x/4.x
  • OpenBSD 2.6

用のもののみとなっているが、今後、Linuxなどそのほかのプラットフォーム用のものも順次リリースされる。ダウンロードは、XFree86 ProjectのFTPサイトなどから可能。

 また、今後1年程度の間は、以前の安定バージョンで、広く利用されている3.3.xのサポートも継続される予定だ。

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