XFree86 Projectは、「XFree86 4.0」をリリースした。
XFree86はX Window Systemの実装の1つで、LinuxなどのPC-UNIXの標準的なウィンドウシステムとして採用されている。今回のリリースは、待ち望まれていたメジャーバージョンアップで、以下のような大幅な機能拡張がなされている。
- 各ビデオカード用ドライバの動的ロード
- マルチヘッド(マルチディスプレイ)のサポート
- TrueType、CIDフォントのサポート
- 3Dハードウェアへの直接アクセスによる、3Dグラフィックレンダリングの高速化(DRI)、など
3月13日現在、公開されているバイナリは、
- FreeBSD 3.x/4.x
- OpenBSD 2.6
用のもののみとなっているが、今後、Linuxなどそのほかのプラットフォーム用のものも順次リリースされる。ダウンロードは、XFree86 ProjectのFTPサイトなどから可能。
また、今後1年程度の間は、以前の安定バージョンで、広く利用されている3.3.xのサポートも継続される予定だ。