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Loki、オープンソースの3Dオーディオライブラリ「OpenAL」を発表

2000年03月10日 17時55分更新

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 Linuxに商用ゲームを移植していることで知られる米Loki Entertainment Software (Loki)は3月8日、クロスプラットフォームな3Dオーディオライブラリ「OpenAL」を発表した。

 OpenALにより、新しいサウンドカードが備える3Dオーディオ機能を、オープンなAPIで扱うことが可能になる。APIの仕様や実装は、OpenALのウェブサイトからダウンロードできる。

 ライセンスはGNU LGPL (Lesser General Public License)。これは、バイナリと共にソースコードを配布する義務がある点はGPLと同じだが、フリーではないプログラムがLGPLなライブラリにリンクすることを明示的に許可して点が異なり、GPLより制限のゆるいライセンスである。

 OpenALはOpenGLのようなクロスプラットフォームなAPIを目指しており、LinuxのほかWindowsとMacintoshにも対応する。

 Loki Entertainment SoftwareとCreative Labsが、スポンサーとしてOpenALに参加する。Creative Labsは、OpenALに対応したLinux用ドライバのリリースを予定しているという。



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