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デバイス制御のためのグラフィックアプリケーション作成ツール「Data Views」がLinuxに対応

2000年03月10日 16時06分更新

文● 吉川

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 米Data Viewsは、同社の「ヒューマン・マシン・インターフェイス」開発ツール「Data Views」においてLinuxをサポートする。

 Data Viewsを使って作られたアプリケーションは、たとえば工場やプラントにおいて、タンクなどをグラフィックで制御する場合に使用される。

DataViewsで作成されたアプリケーション画面
Data Viewsで作成されたアプリケーション

 Data Viewsで作成されたアプリケーションは、タンクの中身のようすをグラフィックで表示。タンクに原材料が注入されると、画面上のタンクにも同様に原材料が注入されるグラフィックが表示される。仕組みとしては、タンクからの数値をアプリケーションが受け取り、グラフィックを変化させるというもので、逆にグラフィック(ユーザー)側からタンクを制御することも可能だ。つまり、グラフィック上のバルブをつまんで閉めると、実際のタンクのバルブも閉まる、といったことができるわけだ。X端末やWebを使ったネットワークにおける使用も可能。こうした、人と機械のインタラクティブなインターフェイスを、同社では「ヒューマン・マシン・インターフェイス」と呼ぶ。

 Data Viewsは、こうしたアプリケーションを作成するためのツールで、いままではUNIXやWindowsをサポートしていたが、今回Linuxもサポートするという。

 サポートするディストリビューションは、Red Hat Linux 5.2/6.1で、2000年春にはTurbo Linuxもサポートする予定。価格は

  • 開発ライセンス……165万円
  • 配布用ランタイムライセンス……19万円

となっている。

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