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PowerMac対応ディストリビューション「LinuxPPC 2000」は2月28日出荷

2000年02月17日 05時46分更新

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 米LinuxPPCは、同社のLinuxディストリビューション「LinuxPPC 2000」の詳細を発表した。LinuxPPC 2000は、PowerMacintoshなどのPowerPC搭載マシンに対応したディストリビューション。

 LinuxPPC 2000の特徴はは次のとおり。

ブート可能なCD-ROM
BootXのようなLinuxをロードするために必要なMac用ソフトウェアなしで、CD-ROMからブートすることができる。Performa 6360から、最新のiMac、G4に対応。
グラフィカルなパーティショニング・ユーティリティ
マウス操作によって、簡単にパーティションを分割することができる。
Linuxを直接ブートできる
MacOSを起動することなしに、Linuxをブートすることが可能になる。いままでは、BootXというMacOS上で動くソフトウェアを使うか、直接ブートするのであればOpen Firmwareの設定を変える必要があった。
デスクトップ環境にGNOME、ウィンドウマネージャにSawmillを採用
Sawmillは、Lispによって自由にカスタマイズできる、比較的新しいウィンドウマネージャ。なお標準ではないが、AfterStepやEnlightenment、KDEなども含まれている。
Mac-on-Linux (MOL)を採用
LinuxPPC上でMacOSを動かすことのできるGPLなフリーソフトウェア。エミュレーションではなくプロセッサ上でネイティブに動作するため、MacOSが実用的な速度で動作するという。

 米国内での価格は、CD-ROMセットが20ドル、ボックスセットが49ドル。ボックスセットには、マニュアルと(期限限定で)LinuxPPC Tシャツが付属する。

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