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米Microsoft、UNIX互換環境「Microsoft Interix 2.2」をリリース

2000年02月08日 05時39分更新

文● 沖中 弘史

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 米Microsoftは、「Microsoft Interix 2.2」をリリースした。

 「Microsoft Interix 2.2」は、Windows上のUNIX互換環境で、同製品の特徴として、

  • IEEE準拠POSIXサブシステム
  • Windowsデスクトップに統合
  • 300以上のユーティリティ(Shell環境やX Window SystemのRuntimeを含む)
  • バッチ処理可能なリモート管理ツール
  • ソースコードの書き換えなしでUNIXアプリケーションをコンパイル可能
  • UNIXのAPIとWin32APIを同時に使用可能

などが挙げられ、WindowsとUNIXの相互運用性を向上させることが可能となる。価格は99.95ドル。以前のバージョンの登録ユーザーは、3月1日より、以下のダウンロードサイトから無料でアップデート可能。

 「Interix」は、Microsoftが1999年9月に買収した米Softway Systemsの製品で「Interix」となる前は「OpenNT」と呼ばれていた。また、Microsoftは以前、「Windows Services for UNIX」によってPOSIXサブシステムを提供していたが、米Softway Systems買収により「Microsoft Interix」に置き換えられた。類似の製品として、現在まだベータ版ではあるが、米Red Hatに買収された米Cygnusの「Cygwin」がある。

 POSIX(Portable Operating System Interface for UNIX)は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)によって規定された、UNIXシステム間のアプリケーションの互換性を実現するために定義された、標準的なUNIXのシステムインターフェイス。

動作環境

  • Windows NT 4.0 Workstation
  • Windows NT 4.0 Server
  • Windows 2000 Professional
  • Windows 2000 Server
  • Windows 2000 Advanced Server

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