午後は展示会場内を見て廻ったので、興味を引いたものを写真入りで紹介します。
今日のJAPAN Linux Pavillionのようす
まずは少しずつ、今回日本から来ている出展プロジェクトのようすを御紹介します。
日本ユニシス(株)
まず日本ユニシス(株)の出展です。
オブジェクト指向のGUI開発ツール「TIPPLER for Linux」は、もともとWindows版や商用UNIX版が販売されていたものの、Linux移植版です。商用UNIXのMotifで開発されていたものをベースに、Linux上のGTKを利用したものに書き換えてあり、開発言語「UniScript」で作成したアプリケーションはクロスプラットフォームで動作可能とのこと。移植作業を行なったのが写真右側の池内さん。およそ2カ月ほどの作業で移植が完了したそうです。
日本ユニシス(株)ブース |
日本ユニシス:ナレッジマネジメントツール「WebWorker」
Webを利用して、グループでの協調作業のための情報を管理するナレッジマネジメントツールです。「WebWorker」という名前が米国ではすでに商標登録されてしまっているため、今のところ米国での名前がありません。開発したのが写真右側の山田さん。必要に迫られて社内用のツールとして開発したところ評判がよかったために外販したものとのことなので、非常に実践的なツールであるといえます。
WebWorker |
ホライズン・デジタル・エンタープライズ
次にホライズン・デジタル・エンタープライズの出展です。
WebブラウザによるLinux管理ツール「HDE Linux Controller」。Linuxをサーバとして使うための基本的な管理作業、ユーザー登録やログ管理、領域管理等をすべてWebブラウザから行なうことができる製品です。米国でも類似の製品は少なく、1000枚用意してきたデモ版CD-ROMがみるみるうちに来場者の手に渡っていく嬉しい悲鳴状態でした。2日目終了時点で残数100枚。ちょっと数が足りなかったようですが、遠い異国の地なので仕方ないですね。
ホライズン・デジタル・エンタープライズ |
会場で見かけた面白いもの
あれ、前回も……。
前回も登場してもらった人第2弾。この半年で髪型が変わっています。前回のイベント(LinuxWorld Conference & EXPO San Jose)のレポートから探し出してみてください。コンパクトなLinuxマシン「NetWinder」をクラスタ化してのデモンストレーションです。
ケサランパサラン?
この妙な黒い奴。「UserFriendly」というマンガに出てくるキャラらしい。
アッカンベー!
地元New Yorkのユーザーグループ「NYLUG」のブース。カメラを向けたら頼まなくてもこんなことしてくれました。けど、頭にはFreeBSDのデーモンの角が?
どっちが可愛い?
FreeBSDのマスコットキャラクタ、デーモン君の着ぐるみとマスコットガール。注目の的で少し歩いては撮影会状態。
ホット!ホット!
Active Server PageをLinuxで動かすソフトを提供しているChili!SOFTのマスコット着ぐるみ。Too Hot!!
呼ぶと来てくれる男
見てのとおり。なぜか一緒にポラロイドで記念撮影をしてくれて、その写真をその場でバッジにしてプレゼントしてくれるサービスをしていました。
熱い闘い
Linux版「Quake III」でネットワーク対戦をするゲーマー達。それぞれの音はヘッドホンで聞いているので、つぶやいたり叫んだり、傍から見てるとかなり変?
なぜ侍?
Linuxビギナーのためのネットワークサービス、「linuxnewbie.org」のマスコット。なぜ侍?
謎の魔法使いペンギン
今回の展示会場で一番ペンギン度が高い「MerlinSoft」のブースにて、魔法使いペンギン。このぬいぐるみのミニチュア版を大量に放出中で、一体この会社が何のソフトを売っているのか分からないぐらいの謎のマーケティング戦略(バックアップソフトウェアの会社です)……。ちなみに、ミニチュア魔法使いペンギンをもらうには「イーイー」という合言葉を言わないともらえないのです。かなり謎な会社です。
さて、明日が最終日。まだまだ会場のようすをすべて紹介しきれていませんので、さらに明日紹介したいと思います。