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フリーのWebグループウェア「TrueOffice」登場

2000年01月15日 06時19分更新

文● 吉川

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 QUPA.comは、Webブラウザをクライアントとし、掲示板やスケジュール管理、施設の予約など、グループウェアとしての機能を提供する「TrueOffice Version-Revison 01-02」をダウンロード可能にした。同ソフトウェアはフリーのため、誰でも無料で使用できる。ただし、TrueOfficeのインストール作業やサポート作業を、サービスとして他者に提供する場合は有料となるなど、若干の制限があるので、詳しくは同社のWebページで確認していただきたい。

TrueOfficeの管理者用画面

TrueOfficeのアドレス帳

 同ソフトの機能だが、「グループ管理」「スケジュール管理」「行き先表示」「施設予約」「掲示板」「ToDo管理」「おしらせ」「WEB LINK」となっており、グループウェアとしてはスタンダードな構成だ。なお、WEB LINKとは、共有ブックマーク機能で、メンバーが登録したURLを、全員で共有することができるもの。

 プログラムはすべてC言語で記述され、PerlやJavaなどで作成された同種のソフトウェアよりもメモリ効率がよく、高速に動作するという。また、カスタマイズについては、テンプレートのHTMLファイルを編集することで行なえる。さらに、ユーザー独自の処理をプラグインとして組み込み可能にする仕組みを開発中だという。

 対応するプラットフォームは、x86版のLinux(カーネル2.x以上)のほか、

  • FreeBSD(x86版)
  • Solaris
  • PC-Solaris(x86版)
  • Windows NT/98/95(x86版)

となっている。

また、対応Webサーバは、

  • Apache
  • NCSAhttpd
  • Internet Information Server
  • Peer Web Services
  • Personal Web Server
  • その他

である。

 ダウンロードのファイルサイズは、Linux版で約669kバイト。ダウンロードしてから、tarのファイルを展開し、すぐに運用が始められるのでかなりお手軽なうえ、費用もかからないので、小規模グループでの導入にメリットがあるだろう。

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