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韓国Linuxニュース:韓国のLinux商標権紛争

2000年01月14日 00時00分更新

文● WEB DATA BANK

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 1995年9月27日、クォン・ヨンテ氏がLinuxの名で2つの商標登録を申請し、1997年5月22日と7月5日に商標権を取得した。クォン氏の登録商品は、第39類と第52類で、CD、TV、書籍などに法的な権利がある。4年が流れた1999年8月20日に、まずLinuxの出版社を相手にしてLinuxという名を使わないように主張した。

 今、韓国にはLinuxに関係する商標が全部で15件あり、クォン氏の登録以外のものは、すべて1999年に登録されたもの。この中で、WEB DATA BANKの金大申氏は“Linux”と“Linux(ハングル)”をLinus Torvaldsに譲渡するために登録した。

 Linux商標権紛争は、1999年8月20日のクォン氏の権利主張をきっかけに、初めて同年8月23日にインターネットに掲示板が作られたほか、ヨンジン出版社を中心にして多くの出版社がクォン氏の商標権登録無効審判を請求、反対署名がインターネットで始まったりと、(2000年1月13日午前11時19432人が署名した物)クォン氏に対して大きな反発がある。

 英文Webページ(http://kldp.org/gnu/linux-trademark/index-eng.html)や、外国人のための英文署名Webページ(http://linux.sarang.net/sign/index-eg.php3)もある。

 1999年11月3日、Linux商標権無効化共同対策委員会が、特許庁に「Linux商標権無効化審判請求書」を提出し、これに反発して2000年1月11日クォン氏も仮処分訴訟を出したので、法院の判決がどうなるのか注目されている。

 この問題について特許庁は、クォン氏が1995年頃に登録した時点において、Linuxが韓国ですでにOSとして使われていたことを立証すれば、商標権無効化ができると発表して、「登録と登録審査の時に審査員はLinuxがコンピュータのOSだったとか分からなかった」と言った。

 韓国には、すでに1994年にLinux User Groupがあって、さまざまな証拠が法院に提出されている。もし法院がクォン氏の商標権を認定したら、韓国ではもうLinuxという名詞を使うにはお金が必要になってしまう。

Linux Todayにある記事はhttp://linuxtoday.com/stories/9296.html

Slashdotにある記事はhttp://slashdot.org/articles/99/08/29/1710235.shtml

Linux商標登録についての英文Webページへ

外国人のための英文署名Webページへ
この記事は、韓国WEB DATA BANKから提供を受けたものです

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