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米Red Hat、米Cygnus Solutionsと米Hell's Kitchen Systemsの買収を終了

2000年01月13日 22時29分更新

文● 沖中 弘史

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 米Red Hatは現地時間の10日、非公開企業である米Cygnus Solutions(以下Cygnus)と米Hell's Kitchen Systems(以下HKS)の買収が終了したことを発表した。

 買収は株式発行の形で行なわれ、米Red Hatは米Cygnusの全未償還証券に対して、最高662万4344株の株式を発行する。また米HKSとの買収手続きに従い、米HKSの未発行株式の獲得に対して、最高39万8335株の株式の発行を予定している。米Red Hatの社長兼CEOであるMatthew Szulikが買収後も合併企業の代表者となるという。

 この買収により米Red Hatは、「エンタープライズ・サーバから組み込み型や携帯端末向けの電子取引ソフトウェアの提供にわたり、オープンソースのソフトウェアとサポートを一貫して提供する世界最大の企業となる」という。

 米Cygnus Solutionsは、組み込み機器用のOSや開発環境、LinuxのCライブラリであるlibc6に採用されたglibc2や、GNUのコンパイラであるgccの開発とサポートなどを行なっているソフトウェアベンダー。

 米Hell's Kitchen Systemsは、クレジットカード照合システムなどの電子商取引のためのソフトウェアを開発しているソフトウェアベンダー。

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