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(有)データ変換研究所、「Microsoft Word」などのファイルから直接テキストを抽出できるエディタ「デ変研TEXT」販売開始

1999年12月28日 00時00分更新

文● 沖中 弘史

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 (有)データ変換研究所は、「Microsoft Word」などのファイルから直接テキスト抽出できるテキストエディタ「デ変研TEXT」の販売を開始した。(株)ベクターのWebSite「プロレジ」から販売し、価格は4600円。プラットフォームはLinux/FreeBSD。

 この製品の特長として、

  • カラーのエミュレーション表示ターミナルでは青や赤でカラー表示可能(ANSI エスケープシーケンスに対応している場合)
  • 各種漢字コード(EUC/JIS/SJIS/UCS-2/UTF-8)で読込/保存可能
  • エミュレーション表示ターミナルへの入力/出力を行なう漢字制御コードには、EUC、SJIS、JISの3種類をサポート(起動時のみ変更可能)
  • 使いやすい操作性で初心者に最適
  • 過去のファイル履歴読み出し
  • mule/vi風キーバインドが設定可能
  • 無制限アンドゥとそのリドゥ
  • 過去の削除/複写リストを選んでペースト
  • ディレクトリ内のファイル検索
  • ディレクトリ内の検索文字を含んだファイルの全文字置換

などが挙げられている。

対応ファイル形式

  • Microsoft Word 95/97/98/2000
  • Microsoft Excel 95/97/2000
  • Microsoft PowerPoint 97/2000
  • 一太郎 9
  • OASYS 6
  • ロータスワードプロ

 仕事でLinuxなどのPC-UNIXを使用する場合、どうしてもWindows上のオフィス製品で作成されたデータの読み書きがが問題になるだが、この製品によって、Microsoft WordやExcelなどのファイルからテキスト部分だけでも読めるようになれば、問題は相当軽減できるだろう。海外で開発された同種のソフトウェアも存在するが、日本語の取り扱いに問題がある場合も多いので、日本でこのようなソフトウェアが開発されることは非常に心強い。

 日刊アスキー編集部では、実際にMicrosoft Word 2000のファイルがどのように変換されるか試してみた。下の画像を見て、比較してみてほしい。

Microsoft Wordファイル比較

Wordファイル画像
Microsoft Wordの画面
Wordファイル変換後画像Microsoft Wordファイル変換後の画面

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