(有)データ変換研究所は、「Microsoft Word」などのファイルから直接テキスト抽出できるテキストエディタ「デ変研TEXT」の販売を開始した。(株)ベクターのWebSite「プロレジ」から販売し、価格は4600円。プラットフォームはLinux/FreeBSD。
この製品の特長として、
- カラーのエミュレーション表示ターミナルでは青や赤でカラー表示可能(ANSI エスケープシーケンスに対応している場合)
- 各種漢字コード(EUC/JIS/SJIS/UCS-2/UTF-8)で読込/保存可能
- エミュレーション表示ターミナルへの入力/出力を行なう漢字制御コードには、EUC、SJIS、JISの3種類をサポート(起動時のみ変更可能)
- 使いやすい操作性で初心者に最適
- 過去のファイル履歴読み出し
- mule/vi風キーバインドが設定可能
- 無制限アンドゥとそのリドゥ
- 過去の削除/複写リストを選んでペースト
- ディレクトリ内のファイル検索
- ディレクトリ内の検索文字を含んだファイルの全文字置換
などが挙げられている。
対応ファイル形式
- Microsoft Word 95/97/98/2000
- Microsoft Excel 95/97/2000
- Microsoft PowerPoint 97/2000
- 一太郎 9
- OASYS 6
- ロータスワードプロ
仕事でLinuxなどのPC-UNIXを使用する場合、どうしてもWindows上のオフィス製品で作成されたデータの読み書きがが問題になるだが、この製品によって、Microsoft WordやExcelなどのファイルからテキスト部分だけでも読めるようになれば、問題は相当軽減できるだろう。海外で開発された同種のソフトウェアも存在するが、日本語の取り扱いに問題がある場合も多いので、日本でこのようなソフトウェアが開発されることは非常に心強い。
日刊アスキー編集部では、実際にMicrosoft Word 2000のファイルがどのように変換されるか試してみた。下の画像を見て、比較してみてほしい。
Microsoft Wordファイル比較
Microsoft Wordの画面 |
Microsoft Wordファイル変換後の画面 |