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Linux Conference後のお楽しみはLinux Night: 全ユーザー必携の書(?)「Deぶan不徹底入門」創刊へ

1999年12月24日 00時00分更新

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 12月17日~18日に開催されたLinux Conference '99 (LC99)全セッションの終了後、「Linux Night」という懇親パーティが開かれた。場所はLC99の会場の2階上(パシフィコ横浜4階)という手近なところで、LC99参加者や講演者などが一同に集まり、友好を深めた。豪華な景品が当たる抽選会の様子も含めて写真で紹介しよう。さらに、「Deぶan不徹底入門」創刊のお知らせもお届けする。

会場のようす。みんな和気あいあいと話し込んでいた。昨年開かれた懇親会では、用意した料理が少なく最初の30秒でなくなってしまったのだが、今年は十分に足りたようだ
これが今夜の景品。中央の「Silicon Graphics 320 Visual Workstation」は、買えば30万円はするシロモノだ。そのほかにも、Linux関連書籍やペンギンのぬいぐるみ、携帯電話のストラップなどが用意された
あいさつをする生越氏。頭にかぶっているナマズは手作りのぬいぐるみ。もちろん「日本語全文検索システムの構築と活用」 ― (表紙がナマズであることから) 通称「ナマズ本」からきている。ナマズ本筆者の馬場さんもいらっしゃっていた
セッションでも取り上げられた、(株)PFUのパームトップコンピュータ。CPUにStrongARMを採用して、12時間連続稼動できる超小型マシン。Linuxが動作しているとあって、みんな興味津々だった。しかし残念ながら、製品化はまだ未定とのこと
この方がVisual Workstationの当選者。さぞかし喜んでいると思いきや、「こんなのどう使おうか…」と当惑ぎみ。ぜひ有効活用してください
LC99実行委員長の佐渡氏。SGIゆかたが当たったのだが、「私はこの世界で唯一、二枚目だと思っていたんですが。こんなキャラじゃないのに」とのこと

筆者が当たったものは…?

 筆者ももちろん抽選会に参加した。初めは「Visual Workstationを当てるぞ」と気合いを入れていたのだが、あえなく敗退 (当選順に欲しいものを取るシステムなのだ)。10番目くらいに当選して、もらったのがこの本だ。

「Deぶan BNU/Linux 不徹底入門 1999冬 創刊準備号 (でびあんぐる/著)。会場にいあわせた著者にサインをいただいた。みんなに読み回されて、こんなにボロボロに…

 これは、Debianの人が思い思いに好きなことを書きつづったもの。内容は多岐にわたり、著者の略歴、SSHや知的所有権などの真面目な話、気のきいたジョークとふざけたジョーク、そしてIRC (Internet Relay Chat) のログまで含んでいる。読んでもまったく理解できない人がいるかもしれないが、分かる人には間違いなく面白い一冊だ。

 気になる入手方法だが、GPLで配布されるので、自由に出版・再配布できるとのこと。PDF版がhttp://www.debuan.org/で公開されているので入手してみよう。これを読めば、オープンソース活動家たちの真の姿を感じることができるかも。

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