(株)インタウェアは、PC/AT互換機上のLinuxに対応したFM/TVビデオキャプチャカード「PicPom LINUX」を発売した。
内蔵TVチューナーはVHF1~12、UHF13~62チャンネル対応、FMの対応周波数は70~108MHzとなっている。TVチューナーおよびビデオ入力端子のキャプチャは、最大640×480ピクセルだが、最大時はフルモーションキャプチャはできない。PCI2.1対応。
スペックは、低価格FM/TVビデオキャプチャカードとして平均的なものだが、Linux対応と銘打ってあるだけあって、付属ユーティリティの全ソースコードとLinux上でビデオを扱うためのAPIである「Video4Linux」の解説の日本語訳が収録されている。また、Video4Linuxの主要APIに関しては独自の解説もされており、Linux上で同APIを使ったプログラムを書いてみたい人にはとても魅力的な商品構成となっている。
「PicPom LINUX」動作環境
- Linuxがすでにインストールされており、正しく使用できていること
- サウンドカードがすでにインストールされており、正しく音が出ていること
- カーネル2.0.35以上(カーネル2.2.5以降を推奨)
- XFree86 3.3.2以上(XFree86 3.3.3以降を推奨)
- PCI(2.1)バスを搭載したPC/AT互換機
「PicPom LINUX」付属ユーティリティ
- xawtv: TV/ ビデオキャプチャーアプリケーション
- cRadio: FMラジオアプリケーション
- webcam: Web画像公開アプリケーション
- record: 音声録音アプリケーション