カナダのStormix Technologiesが開発しているDebian GNU/Linuxベースのディストリビューション「Storm Linux」の製品版が、ついに登場した。
Storm Linuxは、GUIによる簡単なインストール機能やパッケージ管理機能のほか、“Storm-Administration-System(SAS)”と呼ばれる、リモートのマシンでも簡単に管理できる機能を備えている。
Storm Linux起動画面。稲妻の効果音が鳴る! |
北米で販売されるパッケージ版「Storm Linux 2000 Standard Edition」は、現在CD-ROMのプレスが終わって来年初頭には店頭に並ぶことになるが、フリー版のダウンロードはすでに始まっている。このフリー版はisoイメージで配布されており、全体で450MBという大きさだ。よって、450MBを一括でダウンロードする方法と、45MBごとに切り分けられたイメージが用意されている。
今回は製品版、フリー版とも英語。日本語版はリリースされることは決まっているが、詳細は未定となっている。Storm Linux開発者の一人で、当サイトにもコラムを執筆していただいている池田篤司氏は、フリー版について「どんどん再配布して試してみてください」と、当サイトスタッフに語った。
なお、日刊アスキー Linuxでは、池田氏をはじめとしたStormix Technologiesの日本人チームへのインタビューも行なった。近日公開予定なのでお楽しみに。