ノーザンライツ(株)は13日、(株)NTTデータのデータベース「Infrover/UniSQL」を搭載する、Linuxデータベースサーバ「NS Server with UniSQL」シリーズの3モデルを発売した。「Infrover/UniSQL」は、リレーショナルデータベースにオブジェクト指向技術を追加することで、画像データや音声データなどマルチメディアデータを一元管理できるようにした“オブジェクトリレーショナルデータベース管理システム(ORDBMS)”。Infrover/UniSQLは、SQL言語を包括的にサポートしている。さらに、NTTデータではJavaやCORBAにも対応する予定だとしている。
各モデルのスペック
- 「NL Server 1000 with UniSQL」
- 同製品は、CPUにPentium II-400MHz(Pentium III-450/500/550/600MHzに変更可)を採用したエントリーモデル。搭載可能CPUは1基。メモリは128MB(SDRAM)を内蔵し、最大1GBまで増設できる。プリインストールされるディストリビューションは、Vine Linux 1.1。価格は17万4000円から。
- 「NL Server 2000 with UniSQL」
- 同製品は、2Uサイズのラックマウント型のモデル。サイズは幅430×奥行き610×高さ90(2U)mm。CPUはPentium III-450/500/550/600/700MHzを2基まで搭載可能。メモリは128MB(SDRAM)を内蔵し、最大2GBまで増設できる。プリインストールされるディストリビューションは、Red Hat Linux 6.0。価格は30万3000円から。
- 「NL Server 3000 with UniSQL」
- 同製品は、Pentium III-450/500/550/600MHzを2基まで搭載できるモデル。メモリは256MB(SDRAM)を内蔵し、最大1GBまで増設できる。プリインストールされるディストリビューションは、Red Hat Linux 6.0。価格は48万3000円から。
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![]() | 「NL Server 2000 with UniSQL」 |
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![]() | 「NL Server 3000 with UniSQL」 |
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「NS Server with UniSQL」シリーズで想定される用途は以下のとおり。
- テキストデータ、マルチメディアデータなどの複合文書管理
- ナレッジ・マネージメント・システム
- イントラネット、エクストラネット
- XML/SGMLデータベース
- 異種分散DBの統合管理
- インターネット接続システム
- 人事管理
- CAD
- 地図情報
「Infrover/UniSQL & InterServ」の技術サポートは、(株)NTTデータが行なう。同サポートは主に開発者向けで、料金は年間30万円。NTTデータでは、Linux上でのアプリケーション開発者を支援していくという。また、2000年3月までのサポート契約者には、次バージョン(リリース5.0J)への無償バージョンアップを行なう。対象は「NS Server with UniSQL」シリーズの購入者となる。
