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チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(株)が、Secure Virtual Network(SVN) for Linuxを発表

1999年11月18日 06時18分更新

文● 吉川

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 「FireWall-1」や「VPN-1」といった、ネットワークセキュリティ関連製品を手掛けるチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(株)は、同社の「セキュア・バーチャル・ネットワーク(SVN)を、Linuxプラットフォームへ拡張」すると発表した。対応するディストリビューションはRed Hat Linux。

 SVNは、VPN(Virtual Private Network)のセキュリティを同社がさらに強固にしたもの。今回の発表では、Linuxに対応する製品名は具体的には示されていない。しかし、SVNを実現する製品/コンポーネント群として、同社が以下のものを挙げているため、これらの製品がLinux対応になると考えられる(現在同社に確認中)。

  • 「FireWall-1」セキュリティスイートと暗号化モジュールを統合した「VPN-1 Gateway」
  • モバイル用のVPNクライアントソフト「VPN-1 SecuRemote」
  • VPN-1などを組みこんだVPN用ハードウェア「VPN-1 RemortLink」
  • データ暗号化や鍵生成を行なうPCIカード「VPN-1 Accelerator Card」

 このほか、SVNを実現する製品/コンポーネントとして「真のクライアント/サーバ・インターネット・セキュリティ」と、「レポーティング・システム」も挙げられているが、同名の製品は存在しないので、同社製コンポーネントか、もしくはこうしたコンセプトを具現化した製品だと思われる。

 プレスリリースでは、「Linux用包括的 VPN/セキュリティ・ソリューションを発表」という形になっているため、VPNを実現するためのすべての製品がLinux対応になる可能性があるが、具体的な製品名がわかり次第、追ってお知らせする。

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