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全国8拠点でリモートアクセスサーバを一括導入 ノーツDBを社外常駐先から活用

MKCスタット

1999年11月08日 00時00分更新

文● アスキーNT/イビサ

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 MKCスタットは、1997年のMKCとスタットの合併を期に、技術本部を設立し、社内インフラの整備を進めてきた。当時から両者とも社内ネットワーク化は進められていたが、スタット側がパソコン通信からWebベースのシステムに移行する過渡期だったため、MKC側にすでにあったノーツのシステムを一括で採用することに決まった。1998年の上期には、このノーツのインフラもひととおり完成され、下期から利用者の拡大やDBの再構成、そして一人一台といったマシン環境の実現といった整備を行なっている状況だ。ノーツの導入は、長年ノーツアプリケーションの開発をてがけてきた関西事業本部を中心に進められた。

 現在社内では、ノーツDBを技術者の掲示板やプロジェクト管理、ワークフロー、社内通達など幅広く活用している。「最近では一般企業のOAシステムでもグループウェアは入るようになりましたが、こうしたシステムのメリットをお客さんに説明するのはなかなかたいへんです。そういう意味からもやはり自らノーツの最新システムを構築し、社内事例を作る必要があったんです。未経験の技術をお客さんに対して使えないですし」(水谷氏)、ということで、社内事例の構築はそのまま業務に直結しているようだ。現在はノーツ4.6を全社的に導入している。

 一方、ネットワークの構成は図1のようになっている。本社の松本に設置されたルータがフレームリレー(128k・CIR=32k)の中心になっており、全国の主要拠点が結ばれている。インターネットへの接続は、128kbpsの専用線サービスであるディジタルアクセス128(DA128)で行なわれており、各拠点からのWebアクセスやインターネットメールの利用は、フレームリレーから松本のルータを経由することになる。

MKCスタットのノーツネットワーク網
図1 Perle833導入後の全国のネットワーク構成図。松本本社を中心に各拠点にフレームリレーがひかれ、全国8カ所にノーツDBの参照やメールの送受信を行なうためのリモートアクセスサーバが設置されている

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