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アクセスが組み込み用Webブラウザ「NetFront for Linux」を発表

1999年11月08日 11時52分更新

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 (株)アクセスは組み込み用Webブラウザ「NetFront for Linux」を発表した。12月15日より、アクセスのWebサイトにて評価版の無償配布を開始する。プログラムの実行コードサイズは、約2MBバイトと小さいものとなっている。

 NetFrontは、情報家電向けにコンパクトに実装されたWebブラウザで、国内外の約50製品に採用され、すでに400万台以上が出荷されている。Linuxが組み込み分野でも注目されているため、評価版を無償配付し市場のニーズの掘り起こしを行なう、という。今後、市場の要求を見て、2000年中に製品版をリリースする予定。価格は現時点では未定。

 NetFront for Linuxは、NetFrontの最新版バージョン2.5をLinuxに移植、以下の機能をサポートしている。

  • HTML3.2、HTML 4.0の1部、フレーム
  • Cockie
  • Javascript
  • JV-Lite 1.3.1(プラグイン)
  • かな漢字変換(ASK)を内蔵
  • ブックマーク
  • 画面のリサイズ
  • SSL 2.0/3.0

 動作環境はカーネル2.0.23以降、glibc 2.0または2.1、GTK+1.2、zlib 1.1が必要。LASER5 Linux 6.0, Vine Linux 1.1での動作は確認済み。

 11月10日より開催されるMST99(マイコンシステム&ツールフェア)にて、デモ展示される予定。

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