午前11時より行なわれた日本オラクルのプレスカンファレンスでは、2つの大きな発表が行なわれた。
1つ目が、Oracle8i Workgroupe Server for Linux Release8.1.5(以下Oracle8i for Linux)の出荷と、それに伴うNECおよびNECソフトウェアとの提携発表だ。まず、Oracle8i for Linuxだが、価格は22万円で、5同時ユーザーから、となっている。
続いてNECおよびNECソフトウェアとの提携だが、NECのPCサーバ「NEC Express 5800」シリーズに対して、Oracle8i for LinuxをOEM提供し、Linuxの共同評価体制を作るというもの。さらにNECソフトウェアでは、こうして出荷されたNEC Express5800とOracle8i for Linuxを使用したコンサルティングと設計構築サービス「Oracle8i データベースサーバソリューション・サービス」を開始する。
NECでは、1999年3月からLinuxの教育事業を展開しており、社内ではすでに数100人の受講者がいるという。
2つ目が、Oracleのベンダー資格である、「ORACLE MASTER」に、Linux対応の資格を追加するというものだ。「ORACLE MASTER Linux+」というのがその名称で、Linux技術者の不足解消と、Linux技術者や企業を測る尺度を提供しようというもの。ORACLE MASTER Linux+の概要は以下のとおり。
認定内容
- 実技試験を含む試験が基本
- 1時間30分
- 認定試験料金3万円
- Oracle Master Gold資格相当の知識とOracleにかかわるLinuxの知識が出題課題
試験内容
- Oracle8i for LinuxおインストールするためのLinux環境設定
- Oracle8i for Linuxのインストールおよびデータベース作成