地域密着型ISP(Internet Service Provider)を謳う岩手のエクナネットでは、今年の春からシステムのリプレイスと回線の増強を行ない、法人向けビジネスに本腰をいれる。プロバイダ淘汰の時代を迎え、地方のISPの生き残りをかけた積極的なシステム構築とそのビジネスをみていこう
- 広大な県下をきめこまかにサポートするための回線増強とシステムのリプレイス
- OSに依存しない管理機能を持つIBMのNetfinityで安定したサービスの提供を行なう
- 信頼性と安定度でLinux、機能の豊富さでWindows NTを使い分ける
エクナグループ
- 設立:1997年10月
- 本社:岩手県盛岡市中央通1-6-30
- 取締役会長:宮本幸男
- 資本金:4000万円
- 従業員数:約110人
- URL:http://www.echna.ne.jp/
事務機器を扱う岩手データマシンとコンピュータ会社のテーアイイー岩手によって運営されるエクナグループが行なっているISP事業がエクナネットだ。N_NET、みちのくネットなどと並ぶ地域密着型のISPとして岩手県有数のISPに挙げられる。現在会員数は個人と法人あわせて3000ユーザーを数え、盛岡市、北上市、一関市、遠野市、岩泉市の5カ所にアクセスポイントを持つ。グループで提供するサービスの内容も幅広く、インターネットへの接続サービスだけでなく、NTT商品の申し込み受付、レンタルサーバやWebサイトの構築、通信機器の販売からLAN・イントラネットの構築、ネットワークのコンサルティングまで幅広く手がける。