米国で注目を集めているASP(アプリケーションサービスプロバイダ)が国内でも動きはじめている。ASPとは業務パッケージの使用量に応じて課金する、新しいかたちのアウトソーシング・サービスである。
今回紹介するクボタシステム開発の事例もその1つだ。同社がASPとして提供するのは共同利用データセンターに構築する「Secure Web EDI System」。このシステムを適用した最初の事例が、クボタの機械事業本部向けに開発した企業間電子商取引(EDI)システム「K-planet」である。
このシステムは今年4月にカットオーバーしたばかりだが、クボタ向けのサービスで抱えるユーザー数だけで、国内のASPではベスト5になる規模を誇っている。「Secure Web EDI System」はすでに電機、石油、住宅といった業界を中心とする15社から強い引き合いがあり、今後具体的な案件が進められていく予定だという。