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SQL Server 7.0、FlashPixなどを活用し、顧客本位の情報商品提供を

トヨタ自動車 Gazooセンター

1999年09月29日 07時15分更新

文● アスキーNT/加賀

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 Gazooの管理やWebサーバ、データベースが置かれているのが、トヨタ自動車名古屋ビル内のGazooセンターである。ここには、Gazooの会員情報を管理するデータベースサーバ、商品情報を管理するデータベースサーバがあり、いずれもNT Server 4.0上のSQL Server 7.0を採用している。

Gazooのシステム構成
Gazooのシステム構成。イントラネットは、販売会社や関連会社、損保会社など専用のサービスプロバイダといった位置付けである

 Webベースのアクセスは、IIS 4.0で処理されている。ここでのアプリケーションは、すべてASP(Active Server Pages)により構築されている。「イントラネット」側のクライアントには、308の販社と各販社あたり約30~100拠点程度の営業所を抱える「ディーラーネット」上のPCと、書店、カーショップなどのおよそ70台の専用端末からなる「エリアネット」、コンビニエンスストアに設置されたコンビニ端末などがある。

 コンビニ端末は、各コンビニ所有の端末が利用されているため、すべてのデータはGazooセンター側で管理している。

 ディーラーネットやエリアネットでは、会員情報と予約情報はGazooセンター側に、商品情報は必要に応じローカルのハードディスクに置くという構成を取っている。ローカルに置かれるデータは、ファイルコピーをスケジュール化することで、レプリケーションしている。

 エリアネットの専用端末は、内部は一般のPCが入る構造になっており、NT Workstation 4.0で稼働している。通常のPCとの違いは、タッチスクリーンを持ったCRTディスプレイを搭載している点である。エリアネットやディーラネットの場合は、Visual Basicで開発された専用のクライアントソフトで構成され、ローカルのデータは、Accessのファイルとして置かれる。

専用端末
書店やカーショップなどに設置された専用端末。内部にはNT Workstation 4.0が稼動するPCが入っている

専用端末画面
専用端末用の画面。Visual Basicにより開発されている。FlashPixなどの画像はWeb版と共通のデータを利用している

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