World PC Expoの期間中に予想通り、Red Hatの日本法人設立のニュースが流れました。その前から、レーザーファイブの独自路線の発表など、あやしい雲行きを感じた方も多かったでしょう。
これまでの業界牽引役の1社であるレーザーファイブが独自路線を歩むことで、Linuxが失速することを心配する向きもあります。しかし、コミュニティサイドから見れば、Linux自身に大きな変化があったわけでなく、逆にLinuxの日本語デストリビューションが増えたことを意味します。
一方、ビジネス面では混乱状態のLinuxベンダーも見られます。独自の技術力を持たずに、日本語デストリビューションに大きく依存しているベンダーは行く末が気になります。事態によっては、デストリビューションと心中することにもなりかねません。
対照的にまだLinux業界に参入していないベンダーは、迷うことなくRed Hatを想定して準備を進めています。最近盛んにベンダー向けのLinuxセミナーが開かれており、多くのベンダーが参加しています。参加者は、まぢかに迫るLinuxビジネスに乗り遅れないよう真剣です。
ここで、当社が秋葉原にある地の利を生かした話題をひとつ。
出退社や食事などパソコンショップの前を通り過ぎる毎日を送っています。毎日のことですから、ショップを覗くことはあまりありません。しかし、昨日は店頭に置かれている商品を見てびっくりしました。4ch CPU Switcher(4台のパソコンのディスプレイ、キーボード、マウスインターフェイスを切り替えて1組のディスプレイ、キーボード、マウスに接続する機器)が、8800円で販売されていました。
ともに歩んだパソコンを捨てられない私は、自宅に4台のパソコンを持っています。ディスプレイ切替器は、以前から使用していました。しかし、キーボードとマウスをまとめるため、CPU Switcherを探してみると3万円~5万円とけっこうするのであきらめていました。
発見してから4時間後には、製品を購入しました。ディスプレイケーブルは、通常の形状でOKです。キーボードとマウスは、両端オスのケーブル(延長ケーブルはオスとメスなのでダメです)を用意します。キーボード、マウスのコネクタが固いので、取り付けには注意をしてください。
自宅の環境では、動作は良好でした。Windows 98/95/NTを同時に接続して問題なく使用できました。仕事柄、複数台のPCを同時に使用する方にお勧めです。9月21日現在、在庫切れとなってしまいました。次回は、4~5日後に入荷予定です。人気商品で、入荷と品切れを繰返しているようで、要チェックです
購入先
(有)シーズコンピュータ
千代田区外神田3-8-5イサミヤ第2ビル1F
電話 03-3526-3335
URL http://village.infoweb.ne.jp/~comtradr/
TheComputer館の正面の路地をまっすぐにかなり遠くまで行きます。蔵前橋通りに出る直前のビルです。オールアルミパソコンケース(これはカッコイ~ィ)なども注目です。
テンアートニ
プロフィール
創立記念日は、Javaが発表された5月23日。1社独占のパソコン環境を、エンドユーザー主導へ導きます。創立してやっと3年目、JavaやLinuxを大学で経験した超若手から、彼らが生まれる前からコンピュータ業界にいる超ベテランまで、多種多様な人間であふれています