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IBMなどが開発中のUNIX「Monteray/64」がMerced上で稼動

1999年09月20日 23時52分更新

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 IBM、SCO、Sequentは、3社が共同開発しているUNIX OS「Monteray/64」が、Intelの64ビットCPU「Merced」の試作機で動作していると発表した。これにより、IA-32・IA-64・IBMのPOWERシリーズを単一の製品ラインでカバーするという、Project Montereyの目標に一歩近づいたことになる。

 3社は発表の中で「Monterey/64は、Merced上で動作する初めてのUnixになった」とうたっているが、これは商標である「UNIX」を名乗ることのできるOSでの話だ。LinuxをMercedに移植する「Trillian Project」の成果により、すでにLinuxはMerced上で動作しており、LinuxWorld Expoでは実機によるデモまで行なわれた。

 Project Montereyに参加している各社は、多かれ少なかれ、Linuxへのコミットも発表している。SCOは、オープンソース・ソフトウェアのコンサルティングを提供しており、同社のUNIX「UnixWare」用のLinuxエミュレータも用意している。IBMは、「Trillian Project」に参加することを最近になって表明した。

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