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アミュレットが「LinuxPPC日本語版」を発表

1999年09月03日 05時27分更新

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 市川充商店 アミュレットは2日、「LinuxPPC日本語版」を9月25日より発売すると発表した。LinuxPPC日本語版は、米LinuxPPC, Inc.のPowerPC用Linux「LinuxPPC R5」に、日本語インストールガイドとLinuxPPC R5日本語版化キット「陽炎」をバンドルしたパッケージ。価格は4,800円。

 LinuxPPC日本語版には、X Window Systemでのグラフィカルなインストーラを日本語化したものが付属する。GNOMEやKDE、Netscape Communicatorも日本語化している。コンソールでのインストーラは日本語を表示できないが、それについては付属のドキュメントで解説するという。

LinuxPPC日本語版の画面ダンプ

 Linuxカーネルのバージョンは2.2.6。ほかにもglibc 2.1.1、XFree86-3.3.4(X-TT Serverサポート)など、新しいバージョンのソフトウェアやライブラリを取り込んだ。iMacやBlue&White G3 Macにも対応している。

 アミュレットはLinuxPPC, Inc.のパートナーとして、LinuxPPCの国際化対応に関して意見交換を行なっている。次回のパージョンでは、LinuxPPCに最初から日本語環境が含まれる模様だ。

 なおLinuxPPC R5 1999の所有者に対しては、更新されたkernelやRPMパッケージを収容した日本語化キットCD-ROMを実費(1000円)で配布する。また、雑誌付録CD-ROMへの収録、FTPからのダウンロードなども検討しているという。

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