株式会社マインドは、Power Macintosh用Linuxディストリビューション「Linux for PPC Japanese Edition 2」を、9月20日より販売すると発表した。
同製品は、「Linux for PPC Japanese Edition」のバージョンアップ版で、「使える日本語環境のベースを提供する」ことを目的としている。 さらに、標準デスクトップ環境のGNOMEとKDEはもちろん、ウィンドウマネージャ、各コマンドについても、可能な限りの日本語化を進めている。
主なバージョンアップポイントは以下のとおり。
- 簡単便利な日本語インストーラーを採用
- 最新のMacintoshにも対応(iMac、Blue&White G3)
- Linux Kernelに2.2.6を採用
- 国際化プログラムに対応したglibc 2.1.1(日本語locale付)を採用
- X Window Systemに最新のXFree86-3.3.4(X-TT サポート)を採用
- 標準デスクトップとしてGNOMEとKDEを日本語環境として採用 (その他のデスクトップ環境、ウインドウマネージャ等も日本語に対応)
- Netscape 4.6 PPC(日本語版)を採用
- 各種国内プリンタに対応
- 全文検索エンジン付き各種日本語ドキュメント (man、JF、mklinux-jp ML、linuxppc-jp ML、linuxppc-jp-dev ML)
価格は新規購入の場合、スタンダード版が4,800円、オフィシャル版が9,800円。スタンダード版はFTPや書籍等に添付されるものと同じで、サポートは無い。オフィシャル版には日本語入力システムはVJE-Delta、日本語フォントはDYNALAB 社のTrueType Font、マニュアルが添付される。
なお、1.0の利用者に関しては、アップグレードパスも用意されており、スタンダード版、オフィシャル版、どちらからもアップグレードが可能になっている。価格はいかのとおり(税、送料別)。なお、アップグレードに関しては、マインドのホームページで受け付ける。
- スタンダード版1.0からスタンダード版2.0 2,000円
- スタンダード版1.0からオフィシャル版2.0 4,500円
- オフィシャル版1.0からオフィシャル版2.0 3,500円