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米Inprise、ORB(Object Request Broker)「VisiBroker」をLinux対応に

1999年08月13日 07時43分更新

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 開発ツールの「Delphi」や、「JBuilder」、RDBMSの「InterBase」といった製品で有名な米Inpriseは、同社のORB「VisiBroker」のLinux対応を発表した。製品名は「VisiBroker for Linux」となっている。

 VisiBrokerは、CORBA(Common Object Request Broker Architecture)準拠のアプリケーション作成に必要な、ORB製品の開発キット。ORBは、分散アプリケーションのフレームワークであり、その標準的な仕様がCORBAだ。CORBAに則ったアプリケーションを作成すれば、開発言語やプラットホームが異なったオブジェクト間でも通信が可能になる。VisiBrokerは、こうしたCORBA実装のORB製品では代表的な存在。

 今回、VisiBrokerのLinux対応版が出荷されれば、Linux上で本格的な分散アプリケーション環境を構築することが可能になる。ビジネスシーンで使われるプラットホームとしての利点が、Linuxにまたひとつ追加されたことになる。

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