当たってしまったのである。8月2日付けのニュース“「日本語redhat Linux 6.0」β1のダウンロードを開始”でお伝えした、100名限定のCD-ROM送付モニターに、編集部が当選してしまったのだ。実際、どのくらいの応募者数の中から選ばれたのかは、現在五橋研究所に問い合わせ中だ。
送られてきたCD-ROM。β版なのでインストールについての質問は受け付けないこと、しかしながら、改善点についての意見は広く募集している、といった主旨の簡単な注意書きが同梱されている |
β1のCD-ROMは、CD-ROMブートにもすでに対応しており、インストーラも日本語版となっていた |
気になるCD-ROMの収録内容だが、FTPで確認した方もいらっしゃるとは思うがご報告しよう。基本的には、英語版Red Had Linux6.0に日本語パッチを当てたもの、といった印象だ。これは、安定稼働を目的としているからだろう。ちなみに、ソースは収録されていない。
とはいえ、いくつか目新しい点ももちろんある。英語版6.0から日本語版6.0への変更点は、以下の通り。
- XFree86のパッケージがほとんど変更されている。これは、X-TTのパッチを当てているため
- ナガ10フォントやElisaフォント、要町フォントなど、日本語フォントを収録
- CFやkon、nkfなど、日本でよく使われるパッケージがいくつか収録されている
- カーネルは、パッチレベルが違うのみで最新版を収録してはいない(英語版が2.2.5-15、日本語版が2.2.5-22)
- もろもろの日本語対応パッチ(または日本語を有効にしてコンパイル)を当てたパッケージ。これも、英語版よりバージョンを上げるようなことはしていない。
- XEmacsが入っている
といった部分が目を引くところだ。以下が日本語版のみのパッケージリストである。
- CF
- Canna
- elisa
- groff-gxditview
- jman_pages
- jvim+onew
- jvim+onew-Canna
- kaname
- kappa20
- kde_ja_po
- kdetoys
- kinput2
- kon2
- kon2-fonts
- mod_php3-imap
- mod_php3-manual
- mod_php3-pgsql
- naga10
- nkf
- termtypes
- tgif
- wcsmbs-locale
- xemacs
- xemacs-el
- xemacs-extras
当サイトでは、これを機に日本語redhat Linux6.0 β1のレポートもお送りする予定だ。