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Novell、Red Hatなど計5社に1500万ドルを出資

1999年08月07日 19時09分更新

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 ノベル(株)は、米Novellが7月27日、米Red Hatなど計5社に出資したことを発表した。この投資は、同社のディレクトリーサービスツール「Novell Directory Service(NDS)」のアプリケーション開発を促進する一環として行なわれたもの。電子商取引などインターネットビジネスの発展を目指し、新企業に投資を行なう基金「Novell Ventures」を通じて行なわれている。

 出資先は、Red Hatのほかに、ISPや大規模ユーザー向けに、より高速なインターネット上でのコンテンツ配信を目指した技術を開発している米Edgix、食料品のオンライン販売サイトを設立した米Food.com、ポリシーベースのVPN(Virtual Private Network)管理が可能なサーバ「RiverWorks」などを開発している米Indus River、電子競売システムを開発した米W.R.Hambrechtの計5社となっている。投資額は、5社合計で1500万ドル(約17億2000万円)。

 具体的には、同社はこの出資で、ディレクトリ市場の成長と「NDS」に対応したアプリケーションの開発促進を見込んでいる。また、同社では年内にも「Novell Directory Services for Linux」の出荷を開始する予定。また、企業データと電子商取引アプリケーションを連携させるための、XMLベースのディレクトリサービス製品「Connect4Commerece」のLinux版も開発中で、リリースは2000年以降としている。

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