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FSFがIDG/Linus Torvalds Community Awardを受賞、賞金は2万5000ドル

1999年08月05日 20時20分更新

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 GNUシステムの開発で知られるFree Software Foundation(FSF)が、Linuxコミュニティのサポートに寄与したとして、米IDGからIDG/Linus Torvalds Community Awardを受賞した。この賞は、オープンソース活動におけるLinuxの促進や発展に貢献した個人/組織に贈られる賞で、賞金額は2万5000ドルとなっている。8月9日から開催されるLinuxWorldのLinus Torvalds氏の講演のあと正式に授与される。

 FSFはRichard Stallman氏が代表を務める非営利団体で、ユーザーの権利を守る「自由な」ソフトウェアのために活動している。FSFが進めるGNUプロジェクトは、UNIX互換のシステムをフリーソフトだけで構築することが目的となっている。こうして開発されたほとんどのソフトウェアは、「GNUソフトウェア」としてLinuxディストリビューションの大部分を成している。代表的なものにはGNOME、GIMP、GCC、GNU Emacsなどがある。

 賞金の2万5000ドルは、フリーソフトウェアのドキュメント制作費と、ハードウェア購入にあてられるという。

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