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Linux用フォールトトレラントシステム構築ソフト「HOZON-HA」登場

1999年08月02日 19時41分更新

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 コンピュータソフトウェア/ハードウェア開発の(株)アルファ・オメガソフトは、UNIX用のフォルトトレラントシステム構築ソフト「HOZON-HA」のLinux対応版を発売する。

 HOZON-HAは、2台のサーバがお互いを監視し、片方のサーバに異常が起こった場合、正常なサーバがその仕事を引き継いでバックアップを行なう、「フォールトトレランシ(耐故障)」を実現するソフトウェア。こうしたシステムの冗長性のため、ユーザーはサーバの故障による業務停止を免れることができる。

 HOZON-HAのネットワーク構成は、2台のサーバ間にSCSI接続したディスクアレイ(推奨は同社のHOZONディスクアレイサブシステム)を設置し、サーバ間の異常監視ラインにはEthernetのほかにRS-232を用いて冗長化を図るといった仕様となっている。

 製品の特徴としては、容易なインストールとセットアップ、監視用通信チャネルの多重化による監視ラインの強化、アプリケーションごとにタイムアウト時間をきめ細かく設定可能なこと、それぞれのサーバが異なるネットワーク上で動作可能(共有のディスクアレイは必要)、といった点をあげている。

 Linux版の発売は8月上旬予定で、価格は200万円(予価)となっている。なお、同社のWebページでは、HOZON-HA(Linux版に限らず)のFAQも掲載されている。同社製品としては、マウスに電話機能を組み込んだ「Mouse Phone」や、ハードディスクセレクタ「Winux」などが有名。

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