レーザーファイブ(株)は、2月5日より社内ネットワークへの不正アクセスを監視するためのアプライアンスサーバ『パケットブラックホール』の販売と、取り扱い販売会社の募集を開始した。
パケットブラックホールは、ネットワークを流れるIPパケットを記録して不正侵入の証拠を記録する。内部ユーザーによる情報漏洩やインターネットの私的利用を抑止する目的にも利用することができるという。pingコマンドやポートスキャンにも反応せず、管理者が指定した管理端末としか通信できないため、外部から攻撃されたり通信記録を改竄されることがないという。
記録したパケットの解析は専用ソフトウェアが行なう。電子メールおよびWebの利用記録に関しては自動集計され、GUIによって表示される。
同製品は、ネットワークセキュリティ技術のネットエージェント(株)が企画・設計・ソフトウェアを担当し、ネットワーク機器の製造販売を行なう(株)ナカガワメタルが製造を担当、レーザーファイブが販売代理店となり顧客先へのカスタマイズを行なって販売する。
スペックだが、Intel製の32bitCPUを採用。40~300GBのハードディスクを内蔵する。300GBの場合、通信速度が128kbps/秒のネットワークならば108日分のIPパケット(双方向)を記録できるという。価格は98万円より。OSは「Debian GNU Linux」をベースにセキュリティ専用OSを設計している。
