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日本HP、Linuxサービスを本格始動

1999年08月25日 13時37分更新

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 日本ヒューレット・パッカード(株)は、LinuxをプリインストールしたPCサーバを9月1日に発売する。製品名は「HP Linux E60」で、同社のエントリークラスPCサーバ「HP NetServer E60」に、日本語redhat Linux 5.2をプリインストールしたもの。HP NetServerシリーズを取り扱っている販売会社が、HP NetServer E60と、日本HPのサポート及びプリインストールサービス、そして販売会社オリジナルのサービスを組み合わせたうえで販売する。オリジナルサービスにより価格は販売各社により異なるが、HPによると50万円以下の提供になるという。

「HP NetServer E60」Linuxプリインストールサーバとして発売される「HP NetServer E60」

 NetServer E60の標準構成は、CPUがPentium II-400MHz~500MHz(最大2基搭載)、 メモリが64MB~1GB、HDDが9.1GB~72.8GB、Ultra Wide SCSIアダプタを内蔵している。

 HP Linux E60シリーズでは、Linuxサポートが付いている「HP Linux E60 S-Pack」とLinuxサポートなしの「HP Linux E60 I-Pack」の2製品が提供され、サポート付きの「HP Linux E60 S-Pack」は、本体「HP NetServer E60」の3年間の「ハードウェア・パック」(翌日訪問のメインテナンス)のほか、1年間のWeb、メールによる技術支援、障害発生時に電話による切り分け支援のサポートなどが提供される。

 両製品とも、フリーのHTTPサーバ「Apache」やSMTPサーバ「sendmail」がインストールされている。またオプションとして、プリンタ/PCを5台までを設置するサービス「File Server Implement Service」が提供されるほか、起動用CD-ROMが付属する。

 同社では、6月から順次、Linux関連講座や教育事業を開始しており、今回のLinuxプリインストールパソコンの発売で、Linux環境の本格的なサポート/販売体制を整えたいとしている。

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